志方いつみ

男性社会に嫌気がさした伊藤と詩麻は二人だけの世界を求めて旅に出るが、森の中で迷い訪れた場所は両性具有者の女王とその女王に支配されている女達が住むパラレルワールドだった。女王の酔狂で繰り広げられるオナニー大会や乱交レズ。その中で女王の目に止まったのがその夜の慰みにもなるのだ。そんなある日、女王が伊藤に目を向ける…。

喫茶店で“メロン”が“いちご”からお客に結婚を申し込まれたという話を聞いていると、ポケットベルが鳴った。社長からの仕事の連絡だった。二人はホテトル嬢なのだ、他の女たちにもみんな果物の名前がついていた。